私は、ふつう、タンタンとした平坦な日常を
送っている。
打ち合わせをしたり、飲んでいたりするとき、
無意識にカチッとどこかのスイッチが入って、
急に饒舌になり、それに伴って、雰囲気も
高揚し、いろいろなアイデアがまとまったり、
いっしょにやることが決まったりする。
このとき日常とは異なる力が加わり、加速度
を生じさせている。
タンタンとした日常生活も人間にとって重要
なものである。しかし、なにかが動いたり、
決まったりするときは、この加速度的なるもの
がないとなにも動かない。加速度がコトを動か
しているのだ。
加速度を使うべきときに、それがちゃんと
機能するよう、日々、自分の中にあるパワー
チャージャーを鍛えておかなければいけない。
●写真は事務所の西日避けゴーヤ。ついに
2階のバルコニーを越えてきた。