rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

加速度がコトを動かす


私は、ふつう、タンタンとした平坦な日常を
送っている。


打ち合わせをしたり、飲んでいたりするとき、
無意識にカチッとどこかのスイッチが入って、
急に饒舌になり、それに伴って、雰囲気も
高揚し、いろいろなアイデアがまとまったり、
いっしょにやることが決まったりする。


このとき日常とは異なる力が加わり、加速度
を生じさせている。


タンタンとした日常生活も人間にとって重要
なものである。しかし、なにかが動いたり、
決まったりするときは、この加速度的なるもの
がないとなにも動かない。加速度がコトを動か
しているのだ。


加速度を使うべきときに、それがちゃんと
機能するよう、日々、自分の中にあるパワー
チャージャーを鍛えておかなければいけない。


●写真は事務所の西日避けゴーヤ。ついに
2階のバルコニーを越えてきた。