rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

鳥取の温泉町のまちづくり


今週、火曜日から木曜日まで、鳥取の温泉町
のまちづくりの話をするために鳥取に行って
いた。これから半年間、まちづくりのアドバイ
サーを勤めることになった。


生まれ故郷でもあるこのまちのまちづくりには
十数年前から何度か関わってきた。いくつか
のことが具体的に動いているが、まち全体の
動きは具体的にはまだほとんどないといって
もいい。今回のまちづくりの中で、より具体的
なまちづくりの動きをつくっていけたらと考え
ている。そうした意味も含めて、岡山県在住
の元スタッフにもアドバイサーとして参加して
もらっている。


まちの方たちは、こうありたい、こうしたいと
いう熱い思いをお持ちの方が多い。しかし、
これまではそれらがかたちになってこなかっ
た。今回こそは、まち全体のムーブメントと
なるような大きなうねりをつくっていけたらと
考えている。


まちづくりをしていくに当たって、さまざまな
問題や障害となる利権が存在する。それらを
揉みほぐしながら、全体構想を明確に持ち、
さらに具体的な活動をしていきたいと思う。


観光地のまちづくりでもっとも重要なポイントは、
観光客を呼び込むことはもちろんだが、地域の
住民の方々にも同時に楽しんで住んていただく
ことにあると思う。観光客と住民が共有できる
部分を最大限に生かしながら、構想を考えて
いきたい。


とにかく、住民の方たちと楽しみながら新たな
動きをつくっていけたらと思う。