ものづくりには、いつもの仕事モードの
テキパキ素早い思考とは異なる、通常の
思考より遅い思考、つまり、状況の変化
より遅れた思考が必要である。
通常のコンテクストに合わせた思考方法
は、周辺の速度と同じであり、その状況
の本質は見失うというより、見えない。
ものづくりは、置かれた状況の本質を見
極めることである。それゆえ遅れた思考
を必要とする。
日々の生活の追われて、早い思考に慣れ
きっていると、物事の本質が見えなくなる。
いま、そんな状況に置かれている。
遅い遅れた思考を取り戻さなければ・・・。