rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

見えざるものを構想すること

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新自由主義や末期的な資本主義によって、社会や経済におけるものごとは多くのものが表層化商品化され、その奥にあった精神的なものは剥離された状態が蔓延している。そのものごとの断片化が人々に目に見えない不安感をもたらしている。

 

芸術、文学、音楽、建築の才能のある作者は、表層的なものの裏に見えざる人々の想像力を喚起する次元を創出している。建築でいえば、プランニングにおける機能的な処理や表面的なデザインは表層的なものであるが、才能のある建築家は次元の異なる空間やデザインを構想することができる。一般の人は、ただ普通に眺めているだけでは何も感じないが、家族とともに四季を過ごす中で、何がとは表現できないがそこで感じることができる快適さや気持ちよさはその空間やデザインがもたらしくれるものなのである。芸術、文学、音楽にしても、才能ある作者はこのような見えざるものを構想することができる。この見えざる次元こそが人々に快適さをもたらし、人々の想像力を喚起し生活を豊かにしてくれるものだということもできよう。

 

いま教育政策として、小学校、中学校、高校、大学というすべての教育過程で、この見えざるものを構想する教育が排除されようとしている。大学では、文系や芸術系はいらないものとされ、即効的な効果のある理系を重視していこうという動きがある。これから、新自由主義や資本主義が衰退していく中でもっとも必要となるのは、見えざることを構想する教育であるに関わらず、それに逆行する教育が行われようとされている。

 

見えざるものを構想する仕事や教職についている人は、この逆行した動きに異議を唱えていかなければいけないと思う。そして、人々の協働的関係性を再構築するために、見えざるものを構想する教育を復活させ強化していかなければいけない。自分がいつもいっている、「どう学び、どう考える」かという「自分のあたまで考える」ことにつながっているかもしれない。

連絡の多い一日

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きのうは午前中、いくつかのプロジェクトの今後の進め方を考える構想的スケッチをする。ほぼ一日この作業を続ける。その合間に、メール2本送付、電話2件に対応する。

 

お昼は、山下商店街の中華屋さん「代一元」に行く。はじめて、天津メンにチャレンジする。なかなかおいしいが天津丼の方が一層おいしさが増す。

 

午後、ブログ更新をしたあと、午前中から引き続き仕事を上がるまで構想的スケッチをする。その間に、メールやネット連絡3本を終わらせ、電話2本に対応する。

 

きのうから寒さが増してきて、きのうは初氷だったが、今朝の氷はきのうの3倍の厚さはあった。寒暖の変化に体調を合わせていかなければいけない。

水曜定休日、テニス×2

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きのうは水曜定休日。午前中は、新聞を読んだり、テレビを観たりして、家でゆっくり過ごす。

 

午前11時過ぎ、豪徳寺商店街のラーメン屋さん「車や」でみそ野菜ラーメンを食べる。結構行っている店だが、初めて食べるメニューである。

 

家に帰ってお昼過ぎ、自転車で経堂のテニスクラブに行く。いつものコーチがお休みで別のコーチによるレッスン。ちょっと雰囲気が違っておもしろい。テニスはまずまずの出来。テニスのあと、サウナで汗を流しからだを洗って湯船に浸かる。

 

いったん家に帰って、外テニスの準備をして自転車で羽根木公園に行く。レギュラーの人が一人お休みでゲストの人に来てもらって計6人でのテニス。最初は暖かかったが、途中から風向きが北風に変わってとても寒くなった。空を見上げると、かなり低い高度で旅客機が何機も南下していくのを見る。最近話題になっている羽田空港の新しい着陸経路が運用され始めたもののようだ。飛行機は、北西から南東に向けて着陸態勢に入っていく。2~3分ごとに飛行機が通っていく様子はかなり壮観である。ちょうど横田空域を米軍から借りているあたりだと思われる。風向きが南向きから北向きに変わったら飛行機を見かけなくなった。着陸経路を変えたからなのだろう。

 

帰りに、梅ヶ丘駅前の「美登里寿司」の売店で寿司を買って家に帰る。夜は、それをつまみにビールと赤ワインを飲む。

 

写真は、事務所の庭の梅の花。かなり咲いている。また今朝は、家の前においてある桶の水が凍っていた。この冬初めての氷である。

一日、構想的スケッチなど

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きのうは午前中、いくつかのプロジェクトのこれからの進め方を考える構想的スケッチをする。来週からはもう一つ、現場が動き始める。

 

お昼は、松重豊の「孤独のグルメ」で取材された山下商店街のキッチン「いなだ」に行く。放送したときに松重さんが食べたという「特選海鮮丼」をいただく。お刺身の量が充実しておりとてもおいしい。

 

午後、ブログ更新、メール送付などの雑用を済ませたあと、午前中から引き続き構想的スケッチをする。途中何本かの電話対応をする。仕事を上がるまで構想的スケッチを続ける。

午前3時から午前5時という不思議な時間

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夢というものは、目覚めてから振り返ってみると、同時に存在しないものがいっしょに出てきたり、時系列がバラバラだったりと整合性のないものが多いが、夢を見ているときは整合性を持ったものと感じられることが多い。

 

午前3時から午前5時で、トイレに起きて布団に帰ってきて目を閉じていると、意識の世界と無意識の世界が入り混じった状態になることがある。夢のようにストーリーがあるわけでなく、関係のない映像が断片的に立ち現れては消えていく、不思議な感覚にとらわれる。フロイトのいう無意識と意識を行ったり来たり、またその中間領域にとどまっているという感覚である。

 

設計デザインで追い詰められて、なかなかプランやデザインが解けないとき、この時間帯にふとこれまで解けなかったプランが解けたり、デザインの方向性が決まったりすることがある。これも不思議な出来事である。だが「現実」にはこの経験を何度もしている。これは、建築のプランニングやデザインは無意識の領域と関係があることを意味している。

日曜日、経堂に散歩など

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きのうは日曜日。午前中は、新聞を読んだり、テレビを観たりして家でゆっくり過ごす。

 

午後1時過ぎ、家を出て経堂まで散歩に出掛ける。まずはお昼を食べる。最近お気に入りの洋食屋さん「デリス」に行き、ハンバーグとカキフライのセットメニューを食べる。なかなかいける。

 

本屋に行ってみるも、買いたい本は見つからず。まちを散歩してコンビニで買い物をして家に帰る。牛肉と玉ねぎと人参の炒め物をつくる。

 

しばらく、テレビを観て過ごし、夜は炒め物などをつまみにビールと赤ワインを飲む。

午前クライアント打合せ、午後構想的スケッチ

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きのうは午前中、北区の住宅のクライアント見積調整打合せ。まず、こちらで提案した減額案を説明する。そのあと、復活したい項目について時間をかけてお話を聞く。午前中のうちに何とか減額項目が決まり、工務店に見積書を再度作成してもらうよう連絡する。また、工事請負契約と地鎮祭の日程を決める。

 

午後からは、まずブログを更新し、メールを3通送付する。仕事を上がるまで、いくつかのプロジェクトのこれからの進め方を考える構想的スケッチを続ける。

 

1月は記録的な暖冬だったらしい。タンポポが40~50日例年より早く咲いたらしい。これも気候変動の影響だろうか。