rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

番外編:カレーうどん


カレーうどん日和。


今シーズン初のカレーうどんを食す。
カレーうどんは、蕎麦屋のメニューの中でも異彩をを放つ食べ物である。
インドからきたカレーと日本生まれのうどんの取り合わせ。
ヘレニズム食品とでも呼ぼうか。
「カレー南蛮」とも呼ばれるくらいだから、
当たらずとも遠からずといえよう。


魅力的であると同時に、危険な食べ物でもある。
白っぽい服を着ているときには控えた方がいい。
必ずといっていいほど返りカレーを浴びることになる。
私も意を決して、黒い服に身を固めお店を訪れた。


やはりこの肌寒い気候。
カレーうどん日和らしい、出前でも注文があったようだ。
もう一つの特徴として、強力な伝播力が上げられる。
そんなことを考えながら食べていると、
後で入ってきた二人の客もカレーうどんを注文していた。
恐るべし、カレーうどん


それにしても、不思議な食べ物だが底知れぬ魅力がある。


●お昼前にお店に行ったので、「支度中」となっていた。
ちょっと待ったが、どうしても早く食べたかったので、
いいですか?と聞いて店に入った。
後で聞くと、おばちゃんがボ〜っとしていて看板を裏返すのを
忘れていたそうだ。
どうりでお客さんがこないと思っていたそうである。