rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

般若心経


先週、実家のある鳥取へ法事二つに出るために行ってきた。
その際にお坊さんがお経を唱えるときに、般若心経が
参加者に配られて、その文字に接する機会があった。
これまでも何度かそういう機会があったかもしれないが、
内容が気になるもののなにが書いてあるか探求してみよう
という気にはならなかった。


文字を追っていくと、正確な意味は分からないが、
なにやらものごとを相対的にとらえ、自由な自分を
見出していこうというようなことが書いてあるのでは
ないかと気づいた。


養老孟司さんも最近仏教に興味があると言われているし、
ちょっと、般若心経について調べてみようと、解説本を
買ってみた。さわりしか読んでいないが、どうやら
おもしろそうなことが書いてありそうだ。


法事に出てみて、いまの仏教のあり方にちょっと疑問を
抱いた。形骸化した檀家制度をどうにか維持しようと
しているだけで、仏教本来の意味を伝えようとしていない。
お坊さんもお経を唱えたら、その一部分でも解説して
くれれば少しでも本当の意味での布教につながるのにと思う。


仏教には、今の時代をどう生きるかについての答えが
用意されているような気がしてならない。


とりあえず、般若心経を読み解いてみよう。
人の文句ばかり言っていても、自分で行動を始めなければ
何も変化は起こらない。


●写真は、朝のだれもいない事務所の風景。