rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

まちの穴


まえにも、このようなことを書いたかもしれない。


写真は、豪徳寺の山下商店街のモスバーガー
入っているビル横の外部通路。道路と緑道を
つないでいる。奥に、緑道がちらりと見える。


私の設計する住宅は、まちの中にぽっかりと空いた
穴のような構造になっている。外部空間と内部空間、
そしてもう一つの外部空間、それら内部と外部を
つなぐように建築をデザインすると穴のような空間に
なってしまうのはあたりまえだが、そのような空間
構成になっていないと、私自身が設計者として腑に
落ちないのでいつもまちの空隙のような建築になる。


無意識のレベルでそのような空間を欲しているのかも
しれない。


これからも、まちに空隙を空け続ける・・・。