rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

セットバック事情


建築基準法で第42条2項の道路とされる道路は、
幅が4m未満の場合、4mの幅員を確保するために、
建築物を建替えまたは新築するときに、道路
境界線を道路中心線から2mの位置までセット
バックしなければならない。(道路の反対側が
崖や川の場合は、反対側の道路境界線から4mの
位置までセットバックしなければならない。)


そのセットバック事情は人様々である。潔く、
既存道路と同じ舗装にする人、予算上の問題等
からモルタル仕上げとする人、セットバック
部分に花壇をつくって所有を主張する人、
などなどである。


写真は、豪徳寺のとあるところのセットバック
モルタルにはしたもののアスファルト部分より
モルタル部分を5cmほど高くし、さらに石など
置いてみて、通行者に対してここを通るなという
サインを発している。


このセットバックだが、いつこの通り全体の
セットバックが完了するか分からないという
側面もあり、それまでは勝手に使ってもいい
ではないかという考え方もある。いやはや、
土地の所有や境界線に関わる問題は根が深い。
様々なセットバック事情を見るにつけそれを
思い知る。


お昼にスーパーに寄ると、「寿がきや」の
「みそ煮込みうどんが入荷していた。早速、
多めに3個購入する。合わせて、「マルタイ
ラーメン」2袋、「マルチャン」の「天ぷら
そば」を1個、非常用に買う。(「マルタイ
ラーメン」の数え方が違うのは、一袋に2食分
入っているからである。)


なんだか今日はちょっと得した気分・・・。