rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

仕事は大きく二種類に分けられる


仕事には、時間をかければ何とかなるものと、
ひらめきがなければ時間をかけてもどうにも
ならないものの、二種類ある。


ほとんどの仕事は二つのものがミックスされて
いるが、なんとなく分けて処理できるものが
多い。建築の場合、両者が細かくちりばめられ
ていて、ひらめいて時間をかけて、ひらめいて
時間をかけて、の積み重ねでつくりあげられて
いく。


分けられたらどれだけ楽になるだろうかと思うが、
この状態が建築のおもしろさを生み出している
部分もあるのでなんともいえない。


きょうもその苦しみとも楽しみとも分からない
状態の中で、もがきながらスキップをしている。


●写真は、事務所の自称樽ビオトープの金魚。
えさをやっていないのに、藻を食べて、2〜3cm
のものが8cm程度まで大きくなった。