rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

オモシロイということ


私は、無意識にオモシロイという言葉をよく使う。
きょうは、オモシロイについて考えてみよう。


オモシロイことは、やはり笑いに関係がある。
つまり、誰か他人とオモシロサを共有する
ことでモシロイことは生じるのである。
ひとりで、オモシロがるということもあるが、
誰か他人を想定していないとオモシロクはない。


では、オモシロサとはなにか。いままでふつう
と考えられていたことから一歩先か一歩横に
ずれることを、何人かでイメージを共有できた
ときに、人はオモシロサを実感する。オモシロサ
に関わる人たちの想像力の方向が一致するの
だから、なかなか実現できないのがオモシロサ
なのである。だからこそハマったら止め処もなく
オモシロイのである。


オモシロイは、人間の想像力に関わり、一歩
先に進んだり、一歩横にずれたりといったなん
らかの新しさに関係がある。そんなことで、
オモシロイはやめられない。


●写真は、きのうの空。それにしても、きのうの
雲はオモシロかった。さまざまなかたちの雲が
強い風に乗って進み、あらわれ消えていった。