rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

なにをどうしたいかを考えるのが大事


お昼にいった蕎麦屋のTVで、ワイドショーを
やっていた。最近はとんと見ないようになって
しまった。食事に行ってやっているときくらい
しか見ることがない。


きょうは、ボクシングの亀田弟の試合のことと、
先日亡くなった建築家の黒川紀章氏のこと、
をやっていた。つまらない。なにがつまらないか
といえば、報道する内容に、なにをどうしたい
かという視点がひとかけらもないからだ。専ら、
なにかとなにかの差異についてだけしか語られ
ていない。


一般の週刊誌や、強いていえば、新聞でさえ
差異だけしか報道していない。中立的な意見
しか載せないという主張も分かる。しかしだ、
中立的な内容だけ掲載してどうなるというの
だろう。中立的な視点を持ちながら、なにを
どうしたいかについて、もっと報道してもよい
ではないか。


この国のいたるところで語られるほとんどは、
差異についてだ。ナニハ、ナニヨリ、イイ、ワルイ
・・・。差異について語ってはいけないといって
いる訳ではない。これでは、ものを考える子供
が育たないのはあたりまえだ。


自戒を込めていおう。なにをどうしたいかを
考えて、日々を生きていこう。