rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

何も見えてこないからこそおもしろい


建築を20年以上やっていて、いろいろ新しい
こともやってきたが、いったん分かったつもり
になっても、さらにその先の謎が深まっていく。


人生についても、いろいろ歳を重ねるごとに
分かってくることも多いが、なにかが分かると
また、その先の分からないことがより大きく
なっていく。


おそらく、永遠になにかが分かりきるという
ことはないのだろう。


もしかりに、ある時期にあらゆるすべてのこと
が分かってしまうなら、これほどつまらない
ことはない。


何も見えてこないからこそ、いろいろなことが
おもしろいのだ。