rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

うまくゆ〜く〜恋なんて〜恋じゃない〜


朝方、布団の中でこのフレーズがあたまを
よぎった。チャーが歌っていた歌のサビの
部分のフレーズである。


仕事に置き換えると、うまくゆ〜く〜仕事
なんて〜仕事じゃない〜。


建築に置き換えると、うまくゆ〜く〜建築
なんて〜建築じゃない〜。


恋もそうだが、仕事も建築も予定調和的に
うまくいくものにはどこかうそがある。そも
そも、仕事や建築に関わる人々はたまたま
同じプロジェクトに関わる人たちである。
もともと、最初から意思が通じ合っている
わけではない。だからこそ、コミュニケー
ションを駆使して、お互いが理解しあう努力
をしなければならない。


ときどき、スムーズにものごとが進まない
こともある。そうしたときに、対話することで、
お互いが共通理解していくプロセスこそ
が、コミュニケーションというものである。


コミュニケーションは、はじめからあるもの
ではない。関係をよりよくしていくための
プロセスともいえるし、道具ともいえる。