rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

深い建築話をしてくる


きのうは午前中、練馬区に敷地の現地調査に
行ってくる。2人のいとこ同士の隣接する2戸
の家を同時に設計する計画である。実質的に
快住計画の実質的第一号プロジェクトになる。
2戸を同時に建てることで、まちに対する配慮
を施し、お互いの住戸をより快適な環境とする。
いまから楽しみである。


午後は事務所に戻り雑用。そして、雑誌プレ
取材。スタッフ2人と2プロジェクト打合せ。


夕方からは、建築話をしに外苑前に出かける。
飲みながらマジな建築話をすることがトンと
なくなった。最近の人はほとんどそんなくそ
真面目な話はしなくなったらしい。ほんとうは、
なにか先鋭的なことをやろうとしている人は
どんどん挑発的な議論をすべきだと思う。


話し相手の彼との建築話で、自分の今の立ち
位置を確認する。


自分がどういう立場でなにをやっていくかを
正確にポジショニングすることはとても重要な
ことで、話せる相手と深い建築話をすること
ではじめて確かめられる。