rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

加速度が勝負を決める


ここのところ、時間が許す限りサッカー
ワールドカップ南アフリカ大会の試合を
観るようにしている。


前にも書いたことがあるかもしれない
けれど、強いチームと弱いチームの違い
は、ゴールを決めようとするときの組織
的な加速度の違いである。強いところは
それまでの試合の速度から、点を取ろう
とするときに、数人以上の選手が組織的
スピードを増し、連携して点を奪う。


弱いところはどうかといえば、個人的に
も組織的にも急に加速度を増すことなく
ゴールを狙おうとする。


組織的な加速度こそ強さの照明である。
日本代表も個人技やパスの精度は以前
からするとかなり進歩したように思う。あと
は、組織的加速度をどう身に付けていけ
るかに掛かっている。


仕事も同じように思える。個人的な能力
は最大限に出すことは当然のごとく求め
られる。仕事をおもしろく進めていくため
には、プロジェクト関係者が組織的に
加速度を増し連携し、クリエイトしかたち
にしていくことが必要だ。


サッカーを観ていると、オシムさんが言
うように、人生、社会、世界が見えてくる。