rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

一番贅沢なこと

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インターネットによって人々のコミュニケーションは大きく変わった。メールは世界中に届くし受け取ることができる。スカイプを使えば、世界中の人と顔を合わせて会議をすることができる。とても便利になったと思うが、逆に面倒くさいことも多くなったような気がする。

 

最近、つくづく思うのだが人と直接顔を合わせて、スポーツをしたり、酒を飲みながらいろいろな話をするのが人生の中でとても大切で贅沢なものだと感じるようになった。

 

気の合う仲間と楽しい時間を過ごす。家族と食事をしながらいろいろな話をする。これほど楽しいことはない。読書も今ここにいない人とのコミュニケーションだが、これもとても重要で贅沢なことである。

 

建築の話をすると、住宅の設計はクライアント家族とこれからの数十年の生活をいっしょに考えて、かたちにし空間をつくっていく。現場では、現場監督、職人さんと一緒にその夢を実現していく。この仕事も人が直接会って話し合い、いっしょにつくっていくものである。とても贅沢な時間を共有することができる、素敵な仕事だと改めて思う。