rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

木曜日、午前定例打合せなど


きのうは、木曜日。曇りのち晴れの暑い一日。午前10時、現場監督さんが来社されて都内の住宅の定例打合せ。工程の確認と外構関係の工事について話し合う。そのあと、現場に徒歩で行き工事の進捗状況を確認する。事務所に戻り、メールを本送付したあと、お昼までいくつかの雑用をする。

 

お昼は、山下商店街のお蕎麦屋さん「近江屋」に行く。カツ丼ともり蕎麦のセットメニューを食べる。

 

午後からは、まずブログを更新する。ネットで現代建築事情を探る建築研究をする。そのあとは、仕事を上がるまでプロジェクトの今後の進め方を考える構想的スケッチを続ける。

 

自分は活字中毒に近い本好きである。電車などの移動中、昼食時の料理が出てくるまでの時間に本がないとソワソワしてしまう。本は、絶対会うことのできない過去の人たち、現在生きている人でも会うことのできない世界中の人が考えていることを知ることができる。時間と空間の広がりと関係なくいろいろな知識を得ることができる。自分は教養を得るための重要な手段として読書を捉えている。尊敬するとある人の言葉を借りると、教養とはこれまでにあり得なかったことに遭遇した時どう対処すればいいかをもたらしてくれるものである。つまり、教養が身についていないと、不測の事態に遭遇したとき思考停止に陥ってしまうということである。いま、複雑でじっくり考えなければいけないことが起こると思考停止になる人が多いという。選挙にしても、思考停止になっている人は、投票に行かないか、既存の権力に何も考えないままに投票してしまう。よりよい世の中をつくっていくために、本を読んで教養を身につけて、思考停止にならない強い思考力を自分のものにしよう。