rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

雑用とプラン作成など

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きのうは午前中、メール送付、ブログ更新、などいくつかの雑用を済ませる。

 

そのあとは、これから始まるプロジェクトのプランを考える。数日考え続けていたのだが、行き詰まり進まなかったのでしばらく寝かしておいた。午後スケッチを続けていると、ふとしたきっかけでさっとまとまる。仕事を上がるまでに図面に仕上げる。空間デザインというのは不思議なもので、大体は必ず壁にぶち当たる。そしてしばらく寝かしておくと、ふとした瞬間にまとまる。ふとした瞬間とは、これまでこの部分はこうでなければいけないと思いこんでいたことを、もしかかしてこうでもいいのではと考えなおしたり、意識的に与条件をずらしたり外したりしたときである。このあたりの加減がとても難しい。いつもいつも同じようなことを繰り返している。

 

とても暑い日が続いている。外に徒歩で出掛けるのがはばかられる。ビールはおいしいが寝苦しい。この暑さはいつまで続くのだろうか。

自分のダメなところを認識するということ

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かなりオールマイティに近い人がいるかもしれないが、人はだれもが何らかのダメなところを持っているものだと思う。いま一般的には、運動能力が高い、学力が高い、コミュニケーション能力が高い、ということがいいこととされている。

 

これらを実現できている人からすれば、運動能力が低い、学力が低い、コミュニケーション能力が低い、がいいとされる社会においてはダメな人ということになる。まずは、物事は相対的であり、いまの常識が逆転することもありうる、ということも視野に入れておくくらいのポジショニングを取っておくと気持ちが楽である。

 

いまの社会においては、とりあえず前者がいいとされている。まずは、そこを起点に考えなければいけない。逆転の発想を考慮しなければいけないのは、そのあとである。いまの基準で自分のダメなところはなにかと考える。ダメなところを知るということの意味は、ダメそのものを良くしていくか、ダメ周辺のものを強化してダメそのものも強化する、といった何らかの対策を練ることできるということである。ダメを認識することなしには、いつまでたってもダメであるということになる。ダメを認識することはとても大事なことである。

 

自分のいいところを認識するということも、もちろん悪いことではない。しかし、周辺に対しての影響を考えると、いいろころはいいかたちで能動的に社会に浸透していくが、ダメなところは社会に対してネガティブになりいい影響を社会にもたらさないことになりやすい。いいところはそのままにしておけばいいと思う。ダメに気付くことに意識を集中した方がいい。社会を構成する人たちが自分のダメを認識し補強する意識を持つと、他人や社会に対して謙虚にならざるを得ない。これが、社会を人々が補完し合うものとし、いい意味でコミュニケーションが成立しやすい社会に近付いていく。

 

このような現在における常識にこだわり過ぎるのも先々の問題をはらんでいる。社会は移ろいやすいもので状況に応じて対応を変化させていく必要もある。また、先に書いたように価値観が全く逆転してしまうこともあり得る。これくらいのブレも視野の入れながら、自分のダメと付き合っていく。みんながそうしていくことができると、きっといい社会が訪れる。

 

昨今の混迷する国際情勢、混乱する社会情勢、信じがたい政治情勢を目の当たりにしてこんなことをこんなことを考えてしまった。

猛暑の水曜定休日

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きのうは水曜定休日。朝から暑い一日であった。午前中、ご近所関係の集まりに参加する。お近くなのに顔を知らない方が半数いらっしゃる。なるべく挨拶をして知り合いになっておこうと思う。若いころはこんなことは考えなかったが、歳を重ねてくると身近なご近所付き合いの重要性が分かってきた。高度経済成長が進んでいくの中で、とくに都市部での近隣関係はどんどん薄くなってきた。身近なことに目を配る余裕もなく、また必要のないものだと思っていたのだろう。これから成長が望めない世の中で、ご近所関係はどんどん重要になっていかざるを得ないだろう。意識的にまちに関わっていきたいと思う。

 

商店街に行き、早めのお昼を食べる。お昼前に、自転車で経堂のテニスクラブに行く。メンバーが10人で、コーチが2人なのでいい運動になった。テニスの出来も良かった。テニスのあと、サウナで汗を流しからだを洗って湯船に浸かる。マッサージルームを覗くと数人並んでいたが、しばらく待ってマッサージマシンでからだをほぐす。新しいマシンの特性がまだよくつかめない。

 

経堂の駅前まで歩いて、本屋を覗いてみる。興味のある本はあったが、もう少し寝かせて買うかどうか考えよう。自転車で家に帰り、今度は豪徳寺商店街のスーパーに行く。豚キムチを食べたいと思い付き材料を買う。合わせて飲み物も購入する。

 

少し出歩いただけで汗だくになったので、シャワーを浴びる。そのあと、豚キムチをつくる。それをつまみに冷えたビールを飲む。しばらくしてかみさんが帰ってきたので、飲み物をハイボ-ルに変えて飲み続ける。最後は赤ワインを飲む。

猛暑の中、ウイスキー蒸溜所の現場に行くなど

f:id:yoaa:20190731084855j:imageきのうは午前中、ブログ更新、交通費精算、電話連絡などの雑用を済ませる。そのあと、プロジェクトのスケッチをする。

 

午前11時ころ、事務所を出て豪徳寺商店街のお蕎麦屋さんで早めのお昼を食べる。食べるメニューが2つに収束されてきた。カレーとざる蕎麦のセットか、冷しおろしかき揚げ蕎麦のどちらかである。その足で電車に乗り、ウイスキー蒸溜所の現場に向かう。

 

午後1時半過ぎ、現場定例会議が始まる。まずは、現場を見て回る。決めるというより、確認して回る。だんだん完成に近づいている。現場事務所に戻り、建築と設備の質問を受け回答する。電気の質問は今回はなかった。定例が終わり、現場監督さんに車で駅まで送ってもらい電車で帰途に就く。車中で、クライアントとスタッフと私の3人で世間話から国際情勢までいろいろな話をする。

 

豪徳寺駅に着くと、午後7時半。コンビニで飲み物などを買って家に帰る。家に着くと、すぐにシャワーを浴びて、冷たいビールを飲む。

月曜日、午後外出など

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きのうは月曜日。どうやら梅雨は明けたらしい。朝、事務所掃除、そして、事務所ミーティング。一週間のスケジュールなどを確認する。そのあとは、午前から午後にかけて、新しい仕事の敷地図を作成しプランの方向性を考える。

 

午後2時半ころ、事務所を出て電車で出掛ける。まずは新しい仕事の敷地を見に行く。敷地造成中で、敷地の状態がこれからどうなるのか不明なので再度見に行くことが必要である。そのあと、新宿の家電量販店に寄り、windows7からwindows10に移行するに当たり、ソフトとデータの移行ソフトについて店員さんに話を聞く。結論としては、データ移行ソフトを購入する必要はなく、新たにwindows10のマシンを買ってコツコツとデータ移行とソフトのインストールをするしかないようだ。これまた疲れる作業になる。

 

豪徳寺に戻るといい時間になっていたので、コンビニで飲み物などを買って家に帰る。それにしても暑い・・・。

建築家が生み出す空間デザインについて

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ごく一般の住宅、工務店設計施工の住宅、建売住宅、ハウスメーカーの住宅、などの住宅では以下のような項目をクリアすることを目標に設計されている。居室がなるべく南面すること、一般的な居室の広さを確保すること、機能的に使いやすいこと、などである。一般にこれらのことが満足されていれば、何不自由なことなく住宅として成立する。

 

建築家の仕事は、周辺環境や家族の関係などを考えて空間をつくり、建築をデザインすることである。住宅として成立しているものを維持しながら、同時にその中に空間デザインを忍び込ませているのである。穿った言い方をすると、空間デザインの面白さや良さに気付いていない人たちにとっては、「いらないもの」をデザインしているということもできる。

 

しかし、空間デザインを面白いと思い、心地よいということに気付いている人たちにとってはなくてはならないものなのだと思う。周辺環境と住宅の関係性が織りなす豊かさ、家族間の関係性をより活性化する内部空間などは、これから何十年かをこの場所で過ごす家族にとっては、この場所でどう生きていくかという根源的なものに関係することであり、使いやすいといった機能的なことにも増して重要なことなのである。

 

建築家は、この空間デザインという「いらないもの」を日々考え、それぞれの場所、それぞれの家族に、空間デザインのある建築を提供している。空間デザインは、貨幣価値に還元しにくいものだから、一般的な建築経済にはなじみにくい。空間デザインをクライアントに贈与し、お布施のようなものとしての設計料をいただいているという認識で設計活動を続けている。きょうは、一建築家のこんな想いを綴ってみた。

土曜日、打合せなど

f:id:yoaa:20190728102732j:imageきのうは午前中、ブログ更新、メール送付、などの雑用を済ませたあと、これから始まるプロジェクトについて昨日に引き続き構想的スケッチをする。午後も同じ作業を続ける。

 

午後3時、クライアントご夫妻が来社される。住まいに関するお二人のお考えを引き出すべく、さまざまな角度から質問を投げかける。お二人とも大きな視点からものごとを考えられているのでとても話しやすい。楽しく設計を進めていけそうでこれからの展開が楽しみである。

 

晴れ間も出て、暑いは蒸すはで、室外ではからだに厳しい1日であった。涼しい日々が続いたあとで、まだからだが暑さに慣れていないので体調管理に気を付けなければいけない。