rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

怪獣カネゴン


写真は、とある方からいただいた怪獣カネゴン
フィギュアである。なつかしい・・・。


ウルトラQ」を思い出す。タイトルのグルグルの
液体が回転して、ウルトラQとなる絵がとにかく
怖かった。


大体の怪獣は、スケールアウトした巨大なものが
一般的である。カネゴンは、ヒューマンサイズの
怪獣の走りだったと思う。一日にコインを何枚以上
かを食べないと死んでしまうので、常に金を無心
している。そのうち誰かにだまされて、銀行に侵入
して銀行のお金を食べてしまう。なぜだかは分から
ないが、カネゴンの友達の人間の親がカネゴン
なってしまう。シュールでありながら人情系でも
ある。作者は、このカネゴンを通してなにかを
言いたかったのだろう。でも今となっては私には
なんだったか思い出せない。


ヒューマンサイズ怪獣といえば、怪獣ブースカ
記憶に鮮明に残っている。こちらは、お人よしで
力持ち、より人間に近い。特色としては、空を飛べる
ことくらいか。おそらく風刺性もなにもなかったような
気がする。


人間の想像力が生み出す怪獣には、人間社会に
まつわる様々な複雑な思いが交錯している。