事務所周辺のカラスの動きが、きょうあたり
から慌ただしくなってきた。お互い啼きながら
なにかを伝え合っている。
あるものは、駐車場のタンポポを食べ、また、
あるツガイは、2羽して、園芸用ロープや小枝
を集めている。どうやら、産卵子育ての時期を
迎えたようだ。
一見、なにげなく都市で生活していると、人間
のためにだけ都市はあるように見える。こうして、
カラスが活発に活動を始めると、空という人間
とは異なるレイヤーで、しっかりいとなみ続けて
いることを知る。
虫たちだってそう。きょうも猫たちは、家と家の
すきまを、わがもの顔で通っていく。
こんなことから、地球は人間のためにだけある
ものではないことに改めて気付かされる。
これからも、悠々と流れる自然の流れに身を
まかせて生きていこう。