rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

赤塚不二夫さん亡くなる


今朝の新聞で、昨日、漫画家の赤塚不二夫
さんが亡くなったことを知る。


おととい、たまたま赤塚さんのことを話した
ばかりなので、ちょっとショックである。病床
の身であることは知っていたが、ずっと生きて
いてほしかった。


トキワ荘の漫画家の中でも、一人だけライフ
スタイルが異なる人物であったように思う。
代表作「天才バカボン」でも引用されている
ように、彼本人は生粋のバガボンドである。
バカボンのパパが植木屋さんであるように、
一応漫画家という職業を持っているが、その
精神は永遠の根無し草のようなの旅人で
あったと思う。


ずっと、私の心の師であった。強大なものに
頼らない、バガボンド精神の師匠である。彼の
どの漫画にも、根底には、バガボンド性が必ず
貫かれている。


亡くなったとはいっても、これからもずっと、
これまでと同じように、彼は世界を彷徨って
いくことだろう。そうである限り、永遠に私の
心の師であり続けるだろう。