rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

状況に合った新しいしくみをつくりたいのだと思う


無意識に自分がやっていることを振り返って
みる。


決して、新しい素材を使ったり、奇抜なもの
をつくりたいと考えていないようだ。


ただただ、いまの状況に合った新しいしくみ
をつくりたいと考えているようだ。状況の変化
からかなり遅れて、しくみが息を荒げて追っ
かけてきているように思えてならない。建築
を生み出していくしくみ、依頼主と建築家と
施工者の関係、不動産業界のしくみ、いずれ
も古くなってしまったしくみで動かしている
ためにさまざまな齟齬を生じさせている。


固定観念を捨てて、新しいしくみに切り替えて
いけばいいのだ。


空間は、外部と内部、環境と住まい、人と人、
人とモノ、などの関係で成り立っている。そう、
これもしくみなのだ。


新しい空間のしくみをつくっていきたい。