rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

人は人の鏡である


表題は、きのう、ある人と話したことである。


こちらがなにかを隠しながら人と対していると、
相手も同じようになにかを隠しながら接して
くる。


同じように、向こうがなにかを隠していたら、
こちらもなにかを隠したくなる。


相手の開き方閉じ方は、まるで鏡のように変化
する。


なにかオープンに話を展開したい場合、こちら
がオープンになって自分をさらしださないと、
相手も自分のことを話さない。


住宅の設計をしていると、このことを切実に
感じる。ものをいっしょにつくっていくには、
お互い開き合って、同じ目標を見つけ、協力
していかないと思うような納得いくものは手に
入らない。


できる限り開き続けていたいと思う。