rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

[社会]仕事について


ときどき、ふと仕事ってなんだろうと考えて
しまうことがある。自分の場合、やりたくて
仕方がない建築のデザインがそのまま仕事
になっていて、余裕はないがそれでもなん
とか生計を成り立たせることができている
から、そんなことを考えてしまうのだろうか。


これまで、独立して以来あまり収入のない
ときでも、収入のことを不安に思うことは
あまりなかった。スタッフを抱えるように
なってからは、ちゃんと給料を払えるよう
努力するようになったが基本的なところは
あまり変わっていない。好きな建築のデザ
インができればいい。いまもお金は後から
ついてくるものだというスタンスで仕事を
している。


施主という言葉がある。建築の匠に対して
施しをする建主のこという。技術や意匠に
感謝の気持ちを持って施しをするのだ。基本
は現代も変わらないと思う。だから、興味の
あることには先行投資をしていく。お金は後
からついてくればいい。