rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

本質的なことを避けてはいけない


国会は、いまやらなくてはいけないことを横に
置いて、進退問題などの本質とは関係ない
周辺的な議論ばかりに時間を費やしている。


この国では国から個人のレベルまで、なるべく
本質に触れないようにしているようだ。テレビ
がそれもっとも象徴しているような気がする。
バラエティから報道番組まで本質から意図
的に遠ざかろうとしているように見える。まるで
本質に触れるとわるいことが起こるとでもいっ
ているみたいだ。


はっきりいっておこう。本質的なことや本当の
ことをいうと、そのいった本人と組織はそのこと
に対する責任を負うことになる。だから、本質
に触れないのではないか。


すべての責任を取りきることができない場合も
あるだろう。そのときは免責付きで本当のこと
をいうことができる配慮をしなければいけない
場合もあるかもしれない。その本当のことが
大きなネガティブなものを含んでいればいる
ほど、後世に残る負の遺産は大きなものに
なる。


大きなことから小さなことまで、なにか問題が
発生したとき、冷静にその問題を把握し、その
ことに関わる当人は本当のことを語り、しっかり
責任を取ることで問題の先送りを防がなくては
いけない。そうすることで社会全体の負の要素
をなるべく小さくしなければいけないと思う。


自分自身のことも含めてこんなことを考えた。