rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

木曜日、午後現場を見に行くなど

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きのうは、木曜日。晴れて少し肌寒い一日。午前中は、雑用を済ませたあと、都内の住宅プロジェクトの現場を見に行く。都の道路整備公社のユンボが現場に入っていたので、スタッフに工務店の方に電話をしてもらい都との調整をお願いする。

 

お昼は、山下商店街の和食屋さん「旬菜魚いなだ」に行く。特上海鮮丼を食べる。少し値段が高いがしっかり魚を食べた感がものすごい。

 

午後からは、まずブログを更新する。そのあとは、ネットで現代建築事情を調べる。仕事を上がるまでいくつかのプロジェクトの今後の進め方を考える構想的スケッチを続ける。

 

感染症拡大が続き、人々が新自由主義グローバル資本主義に懐疑的になっている中、10年前くらいに内田樹さんたちが声高に語っていた「利他」と「贈与」ががぜん注目を集めている。東京工業大学リベラルアーツ系の先生たちが共著で「利他」に関わる新書を出している。斎藤幸平さんの「人新世の資本論」もこの路線ともいえよう。「利他」と「贈与」は、一人の人が他の人に影響を及ぼし、人と人との重なり合いをつくり出す。新自由主義グローバル資本主義はそれを引きはがす作用をしていていた。これからの時代、人と人との重なり合いを大事なものとして身近な人たちがつながり合う社会が実現していくことができるといいなと思う。

 

写真は、事務所の庭の菊の花。今年は多くの花が咲いている。