rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

新年あけましておめでとうございます


新年あけましておめでとうございます。

 

感染症下、ウクライナの戦争、不景気、そんな気持ちの晴れない状況が続く中、なんとなく新年があけてしまった。3年も続くと、この状況自体が通常モードのように感じてしまう。そうした世情に流されることなく、しっかり状況の推移を見極めていかなければいけない。

 

この冬休みは、読書の休みとすることを決めていた。休みに入ってから5冊目の本に突入した。自分がこれから考えていかなければいけないこととリンクする本ばかりセレクトした。この3年間を振り返りながらいろいろなことを考えている。

 

建築界では昨年末、建築家の磯崎新さんが亡くなった。彼の死は、日本の建築界のある時代の終焉を象徴している。知的で論理的な世界を築かれてきた磯崎さんの死は、知的な状況の終わりを意味しているようで少し不気味でもある。とにかくご冥福をお祈りしたい。

 

後ろ向きにならず、積極的に前を向いて社会と関わっていく年にしよう。