rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

私にはいわゆる趣味がない・・・


私は趣味というものをもっていない。履歴書
などの趣味欄には、読書、映画や芝居を観る
ことなど、とくに趣味だとも思っていないあり
きたりのことを書いてきた。


趣味はもたなければいけないものなのだろう
か。趣味をもつことはわるいことだとは決して
思っていない。でも、なくてもいいのではない
かとも思う。


強いて趣味はと聞かれると、やはり建築なの
だろう。建築は自分の仕事であり、いろいろ
な責任が生じる。趣味とはそれらの責任とは
関係ないところにある。私は責任と関係ない
ことはあまりおもしろいことだとは思えない。
だからいわゆる趣味というものがないのだろう。


本を読むこと、映画や芝居を観ることも実は
建築を考えることにつながっている。建築を
考えるための情報を仕入れたり、インスピレ
ーションを得るためにそれらのことをやって
いるのであり、建築を考えるためにあえて
外部を見たいがためにそれらに興味がある
のだ。


そんなことで、私の趣味は建築である。