rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

シンクロすること


人は、他人になにかを伝えようとするとき、
まずは、ことばでものごとを伝えようと
する。表層的なことならそれで事足りる。


なにか意思のようなことを伝えたいとき
には、それだけではだめだ。情熱のよう
なものが必要だ。熱は言い方をかえれば、
波動である。つまり、波によって相手を
自分と同じように波を伝導させることに
よって熱を共有し、そして意思を伝える。


このように意思のようなベクトルを他人に
伝えたいときは、熱によって相手に波動を
もたらし、相手をシンクロさせることである。


そうやら、いまの世の中にはこのシンクロ
的なものは不要のようで、大人は若い人に
それを伝えようとはしない。本当は人が生
きる意味の多くはそこにあるはずなのに・・・。