rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

状況セットアップ力


仕事をしていて、できる人はなにが違うか
を見ていると、どうやら、なにかを話し合う、
なにかを決めていく、なにかをつくっていく、
「状況」をセットアップする力があるかどう
かにあるようだ。


状況は、あるときは土俵、場ともいわれる
こともある。なにかを話し合おうにも、相手
にその準備ができていないと話し合いになら
ない。そうした状況があってこそものごとは
積極的な気持ちとともに前に進む。


状況をセットアップするとはどういうことなの
だろうか。なにかの目標に向かっていっしょ
になって考える場をつくるということともいえ
るか。それを実現させるためには、その人の
持つ場を盛り上げる意思とパワーが、まず
必要だ。なにより必要なのは、その集まりの
向かうべき先の希望をどのように提示できる
かにある。


ものごとというものは、ポジティブな側面と
反対に必ずネガティブな側面がある。そう
した中で、ポジティブな面をみなが目指す
べき希望とともにいかに提示できるかが、
状況をセットアップする力にかかっている
のだ。


ここ最近、いろいろな活動に関わりながら
こんなことがあたまをよぎった。