rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

「学び方」と「考え方」を学ぶこと


以前から、小学校から大学まで、学校で学ぶことは、
「学び方」と「考え方」を学ぶことといってきた。


もちろん具体的な知識を学び記憶することも必要で
ある。ただ、それだけでは学校を出てしまえば学ぶ
スタンスを失ってしまう。どのように学べばよいか、
どのように考えればよいかを具体的な知識を学ぶ
先に見つけておくことが重要である。


仕事も含めて、人生一生勉強であると考えるとこの
学び方と考え方を見に付けていれば、いつでもどこ
でも学ぶということを起動することができる。


おそらく、「学び方」と「考え方」を学ぶことは、教養
の問題につながっていくと思う。世の中の様々なもの
を観察していくと、どうしても自分とは何者なのかと
いうところに行きつく。そうすると、歴史も、哲学も、
社会学も、文学も、芸術も、すべての学問が関係
してくる。


いま、「学び方」と「考え方」、その先の教養が世の
中に欠落しているようである。それらをみなが身に
つけていくことができれば、人相互の立場を想像し
合うことができ、より豊かで気持ちよい社会をつく
ることができる。学生さんと向き合う時にはいつも
このことを念頭に置いてアドバイスをしている。


サーバーが復旧して、事務所のホームページが見
られるようになった。