rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

思考の方向性


世界を二分する勢力があるとき、社会が
成長しているときは、それぞれの陣営の
考え方や社会そのものにもある方向性を
持った思考が存在する。それをイデオロ
ギーというのだろう。


冷戦が終わり、今の日本のように成長が
終わり停滞している状況においては思考
の方向性が消滅する。であるがゆえに、
今何かを考えたり創造しようとするとき
に拠り所となるものが見当たらないので
ある。


まずでき得ることはこうした状況にあると
いうことを認識した上で、思考したり創造
したりする人それぞれが仮説的に問いを
立て、それを拠り所にし思考の方向性を
組み立ていく必要がある。


今こうした状況われわれは置かれている。
とても生きづらい時代だが、希望と勇気を
持って前向きに生きていこう。