rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

既成概念について

f:id:yoaa:20211210073809j:image既成概念というと、そのはなからわるいことを想像してしまう。しかし、既成概念がないと世の中は成立しない。家族から、地域社会、国家、国際関係まで、内部の相互の関係性が既成概念として存在しないと世の中はうまく回らない。これはよい既成概念である。

 

しかし、既成概念に権力や既得権益というバイアスがかかっているものがある。これらはかなり周到に隠蔽され、表向きからではわからないものがある。このわるい既成概念は、権力者や既得権益者らに優位に働くように巧妙に仕立て上げらている。憎むべきはこの既得権益である。

 

よ〜く世の中を見回してみると、国際関係から、国家、地域社会、家族まで見えないかたちでわるい既成概念はが潜んでいる。多くの人は、このわるい既成概念に洗脳されている。もちろん、自分もいろいろ洗脳されてきた。本を読み進める中で、多くのわるい既成概念が存在していることに気付くようになってきた。わるい既成概念は、多くの人たちに不利益をもたらしている。自分のあたまで考え、自ら行動することでこのわるい既成概念を暴き出していかなければいけない。この感染症下の状況を脱するためにはとても必要なことである。