rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

共通認識のない世界を生き抜く方法


戦時中や高度経済成長期は、人々のほとんど
は同じ方向を向いていて、方向さえ間違えな
ければ、とくに自主的にあたまを使って生きる
必要はなかった。なかったというより、ない
ように教育政策が推し進められてきた。


いまだ、ものを考えさせない教育がなされ続
けている。共通認識なき現代にまったくそぐ
わないことが行なわれているのだ。


共通認識が希薄な時代をどう生き抜くか。小さ
いけれど、強度のある共通認識をつくり続けて
いくことだ。つまり、それぞれの個人が自分の
あたまで考え行動し、複数の人が集まるとき、
それらの方向性の共通項を見つけ出し、重ねて
小さな共通認識をつくることが必要なのである。


もっと、自分のあたまで考え行動しよう。そして、
似たようなことを考えている人と共通する思い
を共有し続けていこう。