rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

想像力について


漠然とだが、人々が他人を思いやったり
相手の気持ちを考えたりといったことが
全社会的に低下してきているように思え
てならない。


その能力を想像力というが、コミュニケー
トするときにもっとも必要なものである。
アートも舞台芸術もこの能力がなければ
成り立たない。仕事自体もそうだ。建築
の場合全方面的にこの能力を使わなけ
れば仕事として成立しない。


この世の中になにが足りなくなったのだ
ろうか。教育のせいばかりでもないだろう。
資本主義的消費社会が高度に発展しす
ぎたことによるのかだろうか。


とにかく、想像力を鍛えていかなければ
この国の未来はない。自らへの戒めも
込めてこんなことを考えた。