rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

木曜日、構想的スケッチなど

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きのうは木曜日。前日のテニスの疲れと忘年会による睡眠不足で、からだがだるく眠い一日。基本的にはいくつかのプロジェクトの進め方を考える構想的スケッチをする。合間に、スタッフが作成中の模型をチェックする。

 

年末も迫り、お歳暮をいくつも頂く。今年仕事をしていないところからも送っていただくので申し訳ない。

 

今朝の明け方にふとあたまをよぎったことがある。アマゾン、ウーバー・イーツ、アスクル、などのサービスはよく考えてみれば、昔の「御用聞き」をシステム化しネットを通して使えるようにしたもので、ただただ距離の遠いところからいかに迅速に商品を届けるかを実現しているものといえよう。しかし、人の顔が見えず、具体性を欠いたものになっているように思える。抽象的な感じがしてなじめないのは自分だけだろうか。距離と輸送コストが無駄に掛かっているように見える。仕組みをもっとコンパクトにして、近所の商店街にまとめ役を置き昔の「御用聞き」的な新しいシステムをつくった方が効率的だ。それに地域のコミュニティも残すことができる。新自由主義は、距離の遠い近いは関係なく、全世界にシステムを浸透させようとしているところが少し思い間違いをしているような気がする。

 

朝、テレビに作家の川上未映子さんが出演されていた。作品は読んでいないが魅力的な人である。村上春樹さんとの対談は読んだが、思慮深く村上さんのいつもは見えない側面をあぶり出していた。録画しておいたのであとで観よう。

 

写真は、事務所の庭のカラスウリの実。検索で調べたところ、その花は結構派手で繊細なものだった。来年は花を見つけるように努力しよう。