rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

そして、朝は来る

 

なぜ、こころやからだの痛みなどは夜に最大になるのだろうか。暗くて周囲が見えにくいことにより、不安要素が煽られるからだろうか。だいたい、よくないことがあると、夜いつもいたたまれない気持ちになる。考えてもどうしようもないのに考えてしまう。歳を取って、考えない術も少しずつ身に付けて来た。夜に負けそうになるから、お酒を飲むようになったのかもしれない。

 

でも、いま起こっていることを急に変えることは往々にして難しい。どうしようもない時には、忘れるか諦めるしかない。なんとかこんなことを考えながらこれまでやり過ごしてきた。

 

でも、朝はやってくる。快晴のときは、なんできのうの夜までこんなことに悩んでいたのだろうかと思ってしまうことが多い。こんなことを繰り返して生きてきたのだと改めて思う。一日だけではなく、一月、季節、一年もそれまで溜まってきた気持ちをリセットするために人間が考えてきた知恵なのだろう。

 

やってきた朝に感謝して今日も頑張っていこうと思う。