rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

内田洋行にて

きのうは、東京駅近辺で本などの買い物をし、 その足で、潮見の内田洋行に向かう。 バンタンデザイン研究所と内田洋行の産学共同 プログラムの一環で、学生さんが、鳥取県産の 智頭杉で文具をデザインし、内田洋行に対して、 プレゼンテーションをするという…

見えざるものにチャレンジする勇気と希望

まえにも書いたかと思うが、建築家の仕事は、 見えざるものに立ち向かいながら、見えうる 具体的な建築にしていくのが、その仕事で あるということができる。 そういうこちら、建築家も自分が持っている 資源は、設計に関するスキルと才能だけである。 芸術…

日本建築ツアー三日目(その2)

いい天気だ、気持ちいい。 さて、日本建築ツアーの続き。11/6(火)午後2時ごろ、 岡山県備前市を離れ、兵庫県小野市の浄土寺浄土堂 を目指す。予定よりはやく、午後3時半過ぎに現地に 到着。開館時間が11月から午後4時までとなっており、 急いで住職さんの…

日本建築ツアー三日目(その1)

11/6(火)、ツアー最終日。午前8時ごろに起床、 朝食を取る。午前9時、何人かで倉敷のまちに 繰り出す。丹下健三設計の旧倉敷市庁舎と、 浦辺鎮太郎設計のクラボウ跡地のアイビー・ スクエアを完成20数年後に初めて見る。 旧倉敷市庁舎は、写真で見たものと…

横浜市の住宅の地鎮祭

日本建築ツアーについては、さらに明日まで延期 して、横浜市の住宅「SU-HOUSE 22」cameraの 地鎮祭について。 怪しい雲行きながら、天気はなんとか雨が降らず に持ちこたえてくれた。まずは、工務店にて 工事請負契約を締結し、車で敷地まで移動して、 クラ…

逗子市の住宅の上棟式

日本建築ツアー三日目については明日書くとして、 きょうは昨日上棟した逗子市の住宅「CO-HOUSE 4」 good-shelfについて。 交通量の多い全面道路、敷地前に何本も通っている 電線など悪条件を乗り越えて、ついに上棟しました。 作業に当たってくださったみな…

日本建築ツアー二日目

11/5(月)朝、三朝温泉を離れる前に、堀口捨己 設計の旅館後楽を外から見る。いまはもう使われ ていないとのこと。アポなし訪問なので外観だけ 見てバスに乗る。 そのまま、岡山県に入り、吉備津神社を目指す。 が、改修中で外観内観とも見ることができず、…

日本建築ツアー初日

11/4(日)、お昼過ぎに鳥取空港に降り立ち、 車中でお弁当を食べながら、三朝町方面に向 かう。途中で、名古屋回りで参加のスタッフ Wを倉吉駅でピックアップし、三徳山三仏寺を 目指す。 三徳山三仏寺は、私の実家から車で20分くらい のところにあるので、…

日本建築ツアー

11/4〜7まで、栄港建設と荒木毅建築事務所と 当事務所合同の日本建築ツアーに行ってきた。 現場監督、各事務所のスタッフが入り乱れての 有意義で楽しい建築ツアーであった。 まずは、初日、鳥取空港に降り立ち、三朝町の 三徳山三仏寺投入堂に登り、三朝温…

建築の本質は空間と場所性である

建築雑誌の写真や図面で分かったつもりになって いる建築のいかに多いことか。実際に訪れて、驚嘆 したり、落胆したりすることが多々ある。 建築を分かるにはその場所に行って体験しなければ いけない。 慢心していると、ついつい本物を見に行くことを 怠っ…

身体と意思の距離

最近、普段やらない運動をすると、自分が思って いることと、実際できることの間には数センチの 誤差が生じる。たとえば、テニスをしていると、取れ たと思ったボールとラケットの間には数センチの ズレがあることもある。 若いころには感じなかったことだ。…

時の経つのが早過ぎる

ついこの前までは、暑かったのに、今朝はちと 寒い。もう、そろそろ、忘年会の予定も入り はじめた。 小学生のころの、たかが3ヶ月の学期が永遠に 終わらないように思えるほど、時が流れるのが 遅かった。 時間を無駄に過ごしすぎているのか、忙し過ぎ て時…

土曜日=打合せ日

特別な場合は除き、土日はクライアントとの 打合せ日となる。きょうもまさにその典型的な 一日。 自由が丘にて、午前午後とクライアント候補の 方と打合せ二本。 それから、事務所に戻って、新座市の住宅の クライアント打合せ。 ●写真は、庭のビラカンサ。…

スケッチ日和

きょうは午前中、練馬区の住宅のクライアント 打ち合わせ。 午後からは、いま計画中のいくつかの住宅の スケッチをする予定。 ここのところ、仕事の把握の仕方が断片化して いる感じ。もう少し、整理してかからなければ。 ものごとは、目的と方法が分かりや…

モノをつくることは、モノを混沌から解き放つことである

建築の設計をしていると、神が降りてくるよう に、諸問題が一気に解決するような感覚を ときどき経験する。 建築を成り立たせている諸条件は、最初の 段階では混沌の中にあり、しくみやかたちは 見えていない。諸条件を解決していく中で、 だんだん、しくみ…