rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

いまやっていることは、未来のためのこと

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料理をつくることは、それをおいしく食べて満足しりらっくするためである。どこかに出張するとして、電車や飛行機のチケット手配するのは、当日確実に電車や飛行機に乗り確実に出張先で仕事ができるための行為である。当たり前のことだが・・・。

 

現在というのは、未来からやってきて、すぐに過去に清算されてしまう存在が不確かなものである。でもそのことを理解して、過去の教訓から学び、いまを自分のあたまで考え、未来を夢想していくという行為を誠実に行っていくことはとても重要なことである。

 

仕事は、過去、現在、未来、の関係をさらに社会化して、同時間の状況分析整理し、時系列で考え、未来のためにいま何をすればいいかを繰り返していくことである。これが、社会、会社、国家、世界、と領域を広げていくとより複雑化していきそれらを運営していくことはとても難しくなる。

 

建築とくに住宅の場合、基本設計は建築の空間デザインを生活に合わせ建築の骨格を見つけるために、実施設計は具体的な仕上げ設備を検討し予算的に可能な案にするために、現場監理は設計で考えたことを具体的にものとして完成させるために、それぞれのステージでそれぞれの目標を達成するために作業を行う。最終的な完成、居住後の満足、という大きな目標に向かって、現在を過去に清算させながら日々未来を夢想しながら仕事を進めていくものである。

 

今朝のレム睡眠時にぼんやりと時間のことを考えた。その時考えたことをここにまとめてみた。