rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

デザインについて

デザイナー住宅、デザイナーズマンションなる ものが一時期流行ったが、あれらはなんだっ たのだろうか。ごく普通の間取りの建売住宅 の表面に、ただ表層的なものを新しめの材料 で覆っただけのものが多かったのではないか と思う。 デザインの間違ったイメ…

信じるということ

社会は、人が人を信じる、信じられる、信じ 合うことで成り立っている。人が人を信用 していなかったら、極論を言えば、世間も 成り立たないし、貨幣の価値、言語の意味 さえ成立しなくなる。 人がだれかになにかを頼むとき、信用の 閾値はどのあたりに設定…

あさま511号に乗って

きょうは朝から、「あさま511号」に乗って 軽井沢行き。これから始まるかもしれない 別荘の敷地を見ることと、現在実施設計中 の別荘の敷地確認、がその目的である。 軽井沢でお昼を食べて、東京行の新幹線 に乗る。午後2時半過ぎに事務所に戻る。 事務所に…

あらかじめ世界のすべては関連付けられてしまっている

いくら世界から孤立しているように見えて いるものでも、世界に存在している時点で 世界のなにかと既に関連付けられていしま っている。世界にいる以上それからは逃れ ることはできない。 それぞれ個々の人間の行為も存在も然り。 良かれ悪しかれ、既存のシ…

新座市の住宅の一年目検査

きのうは午前中、横浜の工務店で打合せ。 午後、事務所に戻って葉山方面の住宅の クライアント打合せ。 夕方からは、新座市の住宅「SU-HOUSE 24」ie-niwaの一年目検査。現地に着くと すでにクライアントのSさん、現場監督さん、 うちのスタッフFが外回りのチ…

なるべく先送りは避けた方がいい

電車に乗っていると、クロスポイントとなる 駅前では、相変わらず超高層マンションが 建設され続けている。 いまでも売れていないのに、計画されたて しまったものは回していかないと、いま回 っているものが回らなくなるからだろう。 今しか見ていない。問…

気の流れ、あるいはバイオリズム

いままでの経験を振り返ってみると、いい ことも、わるいことも、だいたいそれぞれ まとまってやってくるようだ。 いいことがあると、立て続けにいいことが ある。わるいことも然り。 いわゆる気の流れというようなものか。違う ことばでいうとバイオリズム…

敷地の不思議

たしか去年だっただろうか、近所の材木屋 さんが店をたたみ、ついに材木置き場が解体 された。 建物が建っていると、大きく見えたがいざ 壊されてみると意外と小さく見える。また、 建築が始まり、基礎の段階に入ると、比較 対象が明確になるので少し広く感…

やはりタイ料理は辛い

きょうは、定休日。お昼過ぎまでオフと する。 午前中、かみさんと新宿に買い物に行く。 お昼は、ルミネのタイ料理屋さんで取る。 そこで頼んだ、辛味噌焼飯とヤムウンセン が、いままでこの店で食べたものとは違い ものすごく辛かった。口の中が辛さで痛く …

想像力が人と人とをつなぐ

意思あるもの同士でないと、対話は成り立た ない。自分が何をやりたいのか、相手がなに をやりたいのか、それがなければなにも始ま らない。 でも、意思ある同士、それぞれの意思が一方 通行だけと、話のやりとりそのものが成しえ ず、双方の人はお互い無関…

トマト2個目もうすぐ実る

事務所菜園のトマト2個目がもうすぐ実りそう である。1個目は報告することなく、家で冷し て食べてしまった。小ぶりだが、甘くちょっぴり すっぱさもありなかなかの味だった。自分で 育てているから多少贔屓めのところはあるの かもしれない。 茄子は花がた…

変動可能なシステム

このブログでも、旧態依然としている現行 システムは、実体から遊離してしまっている、 と何度も述べてきたが、その現行システム もそれ以前のシステムを更新してつくられた ものである。 ただ、新しいシステムをつくればいいだけ ではない。新しいものをつ…

ハード・ウィークエンド

きょうは、クライアント打ち合わせ4本。あす は、同じく3本。スーパー・ハードな土日で ある。 なんとか、あたまは問題なく回っている。あと はからだを壊さないことだ。といっても、自分 の場合、飲み過ぎに注意すればいいだけ なのだが・・・。 あたまは、…

分類すること

分類することは、世界を把握することと 同義である。 似たようなものが2つあるとする。その 類似点と相違点を認識し、さらに名称を つけることが分類の第一歩である。 つぎに、類似点から、似通ったグループ を見い出し、世界にあるあらゆるものを グルーピ…

2倍〜!!、2倍〜!!、理論

学校を卒業して、2つめの設計事務所に 勤めている頃発見した理論である。 ネタ元は、丸八真綿の宣伝で高見山が いっていた「2倍〜!!、2倍〜!!」である。 どのような理論かというと、この仕事は まずどのくらいの時間で終わるかを考え てみる。最初にかかると…